昨晩のトルネード(竜巻)
昨晩のトルネード(竜巻)から一晩明け、多くの犠牲者の方が出たことに心が痛んでいます。犠牲になった方々にご冥福をお祈りします。そして、被害にあった方々が少しでも早くいつもの生活に戻られますように、犠牲者のご家族の方々の心が少しでも癒される日がくることを願っています。
日本でも既にニュースになっているようですが、昨晩、アメリカ南部、中西部でトルネード(竜巻)がいくつも発生しました。
我が家の周辺は、夜7時過ぎに、トルネード警報のアラームがiPhoneから鳴り、町のサイレンがなり始めました。
昨日は、冬にも関わらず、日中外に出ると気持ち悪いぐらいに暖かく、少しジメジメとした湿気を感じ、気温も通常15度ぐらいのところが、25度近く上がっていました。この日は朝のニュースから、夜にサンダーストーム(激しい雷雨)、トルネード(竜巻)の可能性が高いと言っていたので、トルネード警報が来るかもしれないなと心構えはしていました。
とはいえ、実際にトルネード警報がなると、本当に怖いものです。
トルネードシェルターがない我が家(おそらく、多くの家がシェルターを持っていないと思います)にとって、トルネード警報がなった時の行動は常に次のようにするようにしています。
- 家の中で靴を履く
- テレビをつけて、ローカルTVのトルネード情報を見る
- バスタブを非難エリアとして準備する
- ブランケットや枕など、物が落ちてきても体のクッションになる物を準備する
- 子供にヘルメットをかぶせる
- 神様に守ってくださいとお祈りする
- いよいよ、近づいてきそうになったら、バスタブの中に入って、クッションになる物を頭の上にかぶせる(←過去1回のみ体験。。)
結果的には、私たちの町は無事で、安堵しました。
しかし一晩明ける見ると、州をまたがって広範囲で大きな被害が出ていました。今回発生したトルネード(竜巻)の1つは、アーカンソーからミズーリ、テネシー、ケンタッキーの州をまたがって約340km強を移動した様子で、単独でのトルネードとしては、アメリカ史上最長ではないかとレポートされていました。
また今回、ケンタッキー州での被害が甚大のようでその光景を見ると心苦しくなりますが、アーカンソー州では老人ホームが別のトルネードで直撃され犠牲者が出ていたり、イリノイ州ではアマゾンの倉庫で仕事をしていた方々が被害に遭われたと報告されています。
アメリカの人にとってとても楽しみで大事なクリスマスを直前に、こういう自然災害による被害を目の当たりにして、誰もがやり場のない悲しみを感じていると思います。
住む場所によって自然災害は変わってくると思いますが、アメリカに限らず、日本を含め世界の至る所で思いもつかない形で突然やってくる自然災害のリスクに対して、ベストな向き合い方はないものかと、自分が自然災害と対面するたびに考えてしまいます。
トルネードだけでいえば、会社や学校、個人の家にシェルターがあるだけで人命は救えると思います。でも自分の家にシェルターを検討する場合、年に2,3回のトルネード警報という数と直接ダメージが起きるかわからないという感覚の2つを値段の高いシェルターコストと比較して、まぁいいか。。。と結果なってしまうのです。(我が家の場合ですが)せめて、町に数カ所、利用できる施設にシェルターを兼ね備えて、いざという時に、駆け込みできるような仕組みがあればいいのにな....と思います。
でも今の世の中、オエライさんたちを頼るより、個人が知恵出しして、自然災害に向き合わないといけないのかもしれませんね.... 我が家はバスタブを改造することを検討した方がいいのかも? 家の中で一番安全な場所がバスタブだと言っても、所詮、プラスティックのハコですし....
そうそう、昨晩こういった怖さの中で、1つだけ私が癒されたのはネコのKikiの姿です。ピーピー警報がなっている脇でも動じず、自分のベッドでぐっすり寝ていました。「今晩は、外で遊べないから寝よー」って感じで。。。😂 あるいは 、動物なりの自然の脅威を感じて、静かにしているのでしょうか。
Again, I send my condolences and prayers to everyone affected by the tornado.