英語ニュース:FOX Business 【インフレ危機:ジョー・バイデン VS. ジミー・カーター】

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by げんちゃんママ翻訳

インフレ危機:ジョー・バイデン VS. ジミー・カーター

現在のインフレは1970年代と比較してどれほど悪いのか?

  • ニュースの出所: FOX Business
  • ニュース発行日: November 12, 2021



Photo出典: FOX Business ニュースより一部抜粋



<記事>

減速の兆しなく、2021年を通してずっと続いている進行中のインフレは、1970年代にカーター元大統領の下で起きたことの繰り返しを米国が見るのかもしれないという懸念を引き起こしています。

カーター政権下では、イランの石油労働者によるストライキが発端となったオイルショックを受けて、2桁のインフレ率および失業率を経験しました。

その結果、年々価格が上昇しました。1つには、長期化するインフレの予想が原因で生産者がさらにいっそう価格を引き上げることが永続化したことです。

当時、インフレ率は1979年に平均11%以上、1980年には14%近く上昇しました。今日のインフレ率は当時ほど高くはありませんが、10月の消費者物価指数は、前年同月比で6.2%の上昇を含め、5か月連続で5%を超えるインフレです。通常2%のインフレ率と比較して、期待できる傾向ではありません。

今日、インフレは、一時的なものと見なされる可能性のあるいくつかの要因にたどりつくことができ、それにより人々がパニックにならないように防ぐことが可能です。しかし、専門家だけでなく、現職およびかつての当局者たちは、今回のインフレがどれほどひどい問題であるか、意見が食い違っています。

調査会社キャピタルエコノミクスのチーフ米国エコノミスのポール・アシュワース 氏は、「活動と価格に起こっていることは、1970年代のスタグフレーション(注:不況にもかかわらず、世の中のモノやサービスの価格(物価)が全体的に継続して上昇すること)の繰り返しではない」とつづっています。

ジャネット・イエレン財務長官は、「インフレが2022年までに約2%の許容レベルに戻る」と繰り返し述べています。彼女は、ラジオ番組 ”マーケットプレイス” への出演で、その姿勢を何度も繰り返し、「経済が新型コロナウィルスのパニックから回復するにつれて経済状況が改善する」と主張しました。

元オバマ政権で経済顧問であったラリー・サマーズ氏は、イエレン財務長官の姿勢を批判する注目すべき人で、先月彼は、来年までにインフレが減少するという彼女の見解が正しかったかは、”五分五分のチャンスにも満たない”と感じた、と強く主張しています。

火曜日に、イエレン財務長官はインフレが1970年代に見られたレベルに急上昇する可能性があるという懸念を軽視し、連邦準備制度理事会(FRB)がその規模の急上昇が起こる前に行動するだろうと強く主張しました。 当時FRBはインフレを抑えるために抜本的な措置を講じ、金利を20%に引き上げました。

バイデン大統領と彼を支援する人たちは、インフレ水準は一時的なものであると述べ、バイデン大統領は、彼のインフラ法案と歳出法案が根底にある原因に取り組むのに役立つと主張しています。 政府は、インフラの改善がサプライチェーンの問題を解決し、パンデミックとその後の再開により増加した需要を満たす供給を増やすと主張しています。

一方、共和党は、バイデン政権の経済政策がインフレ上昇の原因となっていると主張しています。 バイデン大統領が主要なパイプライン・プロジェクトの否認を含め、気候中心の政策に向けて激しく転換したため、ガス価格は上昇しています。

バイデン大統領はCNNタウンホールで、ガス価格に関し「私は皆さんに伝えなければらない。私は目先の回答を持っていない」と述べました。


ジョー・マンチン上院議員は、少なくとも1.75兆ドルを費やすことは、より多くのインフレにつながるだけだという懸念からバイデン大統領の大型政策 Build Back Better(よりよい再建)法案に抵抗しました。水曜日のツイートでは、マンチン上院議員は問題が近いうちに良くなっていくことに関しは楽観的ではありませんでした。


「どこで聞いても、記録的なインフレによってアメリカ国民にもたらされる脅威は"一時的"ではなく、それどころか悪化している」と彼は書いています。 「食料品店からガソリンポンプに到るまで、アメリカ人はインフレ税が現実のものであることを知っており、ワシントンはもはやアメリカ人が毎日感じる経済的苦痛を無視することはできない」

ウォールストリートジャーナル編集委員会は、水曜日に、バイデン大統領や他の民主党の政策が問題を悪化させていると述べ、商品やサービスの供給を圧迫するバイデン政策と一致した” ”不必要な需要刺激、加えて、人々が仕事に戻ることを思いとどまらせた、失業給付金が 数十年で最悪の労働者不足を招いた” と取り上げました。


ゴールドマンサックスのエコノミストは、日曜日に顧客向けのノートで、全国にわたる港や倉庫の混雑を引き起こしている、新型コロナウィルス・パンデミックによって生じた世界的なサプライチェーン混乱は、急増する需要が追いつくのに苦労しているため、予想を超えて長く続く可能性があり、これは、インフレ指標が ”来年のかなりの期間、極めて高い”状態のままであることを意味すると警告しました。


ただし、長く続けば、インフレが継続する可能性はさらに高くなる、とプリンストンのエコノミスト、かつてクリントン政権時代にFRB副議長だったアラン・ブラインダー氏はNPRに語りました。


「あなたが事業をしていて、インフレ率が5%になると予想するなら、来年の価格を設定する時期に5%上げる可能性が高い」とブラインダー氏は語り、「一方、インフレ率が1%になると考えるなら、1%上昇する可能性が高い」と付け加えました。




感想: アメリカで生活していて、じわりじわりとパンチ貰っているのがわかるんですよね.... 食料とガソリン、この2つの価格上昇が本当に辛い!まだ食料は、安いものを選んで対応できるんですけど、ガソリン代はそうはいかず。。今、私の住む田舎町でカソリン代が3ドル/1ガロン(1ガロン=3.78リットル)です。トランプ政権のときは、だいたい1.8ドル前後/1ガロンだったと記憶してます。主人は毎日職場との往復で53マイル(約85km)走行しているので、ガソリン代が相当の家計の痛手なのです。😖 毎月の主人の給料は変わらないので。

そういえば、この間コストコに行ったとき、卵(オーガニック24個)の値段が5.99ドルから6ドルちょっとに値上げされてて、ちょっとショックでした。木材は一時期の高い値段から落ち着きを取り戻しつつありますが、まだ購入するには高いかなぁと渋ってます。

この記事読んでると来年もまだインフレ状態っぽいのかなぁと思えるし、あーあ、B政権どうにかならないものか...😞

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